育毛に関するあれこれ日記

育毛に関する有益な話

聞く力

コミュニケーションには「話す」「聞く」「書く」「読む」の4つの技能が
あります。このうち学校では「書く」「読む」を重視しますが対人力におい
てもっとも重要な技能は聞く力です。
「聞く」力の大切さは、コンサルタントとして、クライアント企業の社員な
どにインタビュー調査をすると痛感します。インタビュー相手は、必ずしも
協力的とはかぎりません。開口一番、「オレはコンサルタントが嫌いだ」と
いう人もいます。こういう相手に向かい合おうとしても「嫌いだから嫌いな
んだ」といわれ会議は失敗に終わるでしょう。
頭の中につねに「なぜ?」を用意しておくべきだといっても。状況を見極め
ず「なぜ?」と口に出すことがその場でふさわしいとは限りません。
したがって、相手をよく観察しながら、言葉を引き出すスキルが求められま
す。
相手の話しを聞くとき、あらかじめ相手を「こういう人間」と決めつけてし
まうと、それに見合った情報しか入手できません。相手の話しに沿って、相
手の立場も頭のなかで置き換えていきます。こうした作業を繰り返し、思考
力と対人力の双方を兼ね備えたビジネスパーソンを目指していきましょう。

 

企画の出し方

企画のプロとアマチュアには明確な違いがあります。それは、プロは誰かと
会って企画を考え、アマチュアは一人で考えるということです。プロにも
一流と二流の差があって、一流は相談する相手を選ばないのに対し、二流
は相手を選びます。
プロでも企画を一人で考える人はいますが、慣れて上級者になったか、そう
せざるをえない状況にあるかです。企画をつくり慣れている人であればある
ほど企画を考える=人と会うになります。
なぜなら企画は人と人との間にできるものだからです。何となくやりたいこ
とや困っていることを人と話していく中で自分のやりたいことが明確になっ
てきます。
ですからいきなり企画書を書こうとするのではなく、まずは目の前の人に話
してみましょう。言葉を発しない限り企画は動きません。相手は奥さんや親
兄弟でもいいし自分の子供でも構いません。
逆に発想が面白い人や頭が良くて自分の言いたいことをすぐ理解してくれる
ような人はむしろやめたほうがよいでしょう。自分のやっている仕事が全く
わからない人にわかるように説明しているうちに、自分の口から意外な言葉
が出てきて企画のきっかけになったり、解決のヒントが見つかったりするの
です。


いい企画を生む7つの心得
1.一人で考えるな、誰かに話せ
2.相談する相手を選ぶな
3.協力し合えるチームをつくれ
4.積極的に人の企画の相談にのれ
5.つまらないネタをたくさん出せ
6.複数のアイデアを無理矢理ひとつに合体させよ
7.企画は瞬発力、1時間以上考えるな

上に立つモノの姿とは

会社で権力を握るにはどうしたらよいのでしょうか。こうすれば権力を
握れる。などという都合の良いノウハウはこの世に存在しません。論語
にも「死生命有り、富貴天に在り」とあるように、偉くなるかどうかは
天の配剤です。日本経済新聞に連載されている「私の履歴書」を読んで
も、ほとんどの経営者は成功の要因に運のよさを挙げているのではない
でしょうか。だから出世術の本に書かれているようなことは、すべて眉
唾だろ思った方がよいでしょう。
権力をよくする方法はありませんが、運をよくする方法はあります。
それは、自分を磨き、器を広げ、ビジネスパーソンとしての価値を高め
ることです。そういう人間は取引先から信頼され、周囲の人望も厚くな
ります。そうすると孟子が「天授け人与う」といったように、追わなく
てもその人にふさわしい地位が自ずと与えられるようになるのです。
だが、そうはいっても、やはり運、不運からは逃れられない。諸葛亮
明は長らく不遇をかこっていたが、劉備玄徳から三顧の礼をもって迎え
られた後に大宰相となりました。もうひとり、劉備に使えたホウ統は諸
葛亮に匹敵するほどの能力の持ち主だったが、こちらは世に出ることな
く一生を終えています。有能だから必ず権力が手に入るということでは
ないのです。
上司にとって大事なのは、有能な部下を集め、適材適所に配置すること
に尽きます。その際、部下を信用して任せることができるかどうかで、
その上司の器量を図ることが出来ます。逆に言えば、任せられる部下を
選ぶことができるのが才能あるリーダーなのです。
そして、成果を挙げたらきちんと褒めることも忘れてはなりません。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動か
じ」といったのは山本五十六ですが、これこそリーダーとしての正しい
姿です。

稼ぐ人と稼げない人

稼ぐ人のまわりには「稼ぐ人」が集まってきます。
稼げない人の周りには「稼げない人」が集まってくるものです。
本気で「稼ぐ人」になりたいならよほど意識して付き合う相手を
決めないと、いつまでたっても「稼げない人」とつるんでいるこ
とになりかねません。
稼げるかどうかは結局「誰と付き合っているか」で決まります。
「稼ぐ人」はこのことをよくわかっています。成功とは自分ひと
りで成し遂げられるものではなく、その道の達人の教えや応援し
てくれる人の強力なサポートがあってこそ実現できるものだとい
うことです。ですから、「稼げる人」は大切な人に会ったり、大
切な人との関係を深めるために最優先で時間を投資します。
さらに「稼ぐ人」はお世話になった人へのフィードバックやお礼
も欠かしません。貴重なアドバイスをくれた相手に対して「教わ
ったことを実践して、こういう結果になりました」と実践したら
日をあけず、すぐさま報告します。
気が利く人であれば、お礼の手紙と一緒に相手の好きな品物を贈
るかもしれません。そうすれば相手も「また力を貸そう」と思う
はずです。稼げない人はそこを怠る人が多いのです。その結果、
「礼儀知らず」の烙印を押され、せっかくの縁がきれてしまいま
す。人との関係性は目に見えるものでもなければ、すぐに効果と
なって表れるものでもありません。しかし、最終的に「稼ぐ人」
になれるかどうかは、誰にどのくらいの時間を使ったかで決まる
のです。