育毛に関するあれこれ日記

育毛に関する有益な話

睡眠中は体のメンテナンス

私たちの体は夜、眠っている間に再生されます。

いうまでもなく、睡眠というのは、体を休めたり、脳や神経を休める時間です。

しかし、医学の研究が進み、睡眠は単なる休息時間ではなく、体が積極的にメンテナンスをおこなっている時間であることがわかってきました。

私たちの体は、自律神経系とホルモン系の2大制御機構によってコントロールされています。

この2つの制御システムは24時間働いていますが、とくに睡眠中は体のメンテナンスが活発になります。

私たちの体には60兆個もの細胞がありますが、昼間傷ついた細胞を夜間修復したり、新しい細胞を生み出したりしています。

肩だの再生工場は夜、稼働しているのです。 このメンテナンスは、血管も例外ではありません。

動脈・静脈毛細血管の内側には、血管内皮細胞があります。内皮細胞が傷つけば、そこに血小板をはじめ、さまざまな物質が集まり、血管内腔をせばめてしまい、動脈硬化につながってしまいます。

そうならないためには、日々の血管メンテナンスがかかせません。

夜、血管をゆるめるということは、この体の再生工場にスイッチを入れることです。 副交感神経が優位になると、神経から血管をゆるめる指示が出され、体の末端にある毛細血管にまでその信号が伝わり、血管は十分に開きます。

すると、血管の抵抗が下がり、血液が良く流れるようになります。そうすることで、血管が広がり体の隅々まで必要な物質も届けられるようになるのです。

また、夜の時間帯には、体の再生に必要な材料、ホルモンなどが分泌されます。

ホルモン分泌がされる条件はそれぞれのホルモンによって異なりますが、食事や運動、睡眠といった生活習慣が深く関わっています。

そのタイミング次第では、ホルモンの分泌量が減ってしまうこともあります。

もちろんホルモンがまったく出なくなるわけではありませんが、血管がゆるんで全体に材料が行き渡りやすいときにホルモンが出る状況にもっていったほうが、はるかに合理的です。

夜、血管をゆるめると同時にホルモンが分泌されるような生活を送ることが血管を若々しく保ち、病気にならない秘訣と言えるでしょう。